The RNA Society of Japan

新年の挨拶

Written by 塩見 美喜子(日本RNA学会会長)

新年明けましておめでとうございます。

大隅先生のノーベル賞受賞の興奮が冷めやらぬ中、2017年は、それでも厳かに静かに始まったというのが個人的な印象です。諸事情で、今年はどこへも遠出をせず、家族とともに新宿で新年を迎えましたが、穏やかな快晴に恵まれ、何とも清々しい気持ちでゆったりと三ヶ日を過ごすことができました。

時の経つのは本当に早いもので、今年最初の三連休もあと数時間で終わろうとしています。明日からの仕事はどんな様子だったかな、と確認目的で2017年のカレンダーに目をやると、とりあえず1月は期末テストや修論の締切、学位審査など、教育関係の行事が目白押し。2、3月も大方似ていますが、送別会や卒業式という大きなイベントが待っています。世間では、2月は逃げる、3月は去る、と申しますが、言い得て妙、とはこのことかとつくづく思います。春から初夏にかけては新年度の専攻行事に加え、国内出張、海外出張が並んでおり、芯から気を緩めることができそうなのは、「今日も明日も真夏日。みなさん、熱中症には十分注意してくださいね」とお天気お姉さんがにこやかにTVで繰り返す頃でしょうか。そうなると、冬将軍もまだこれからだというのに、頭の中は紺碧の海と真白な入道雲で溢れそうになり、完全に季節感は失われた状態。実は、その先4ヶ月ほどで新年を迎えることを想像するも難くなく、ただ単に明日からの仕事を確認するという何気無い動作から、思わずして一年先にまでたどり着き、365日の儚さを改めて痛感することになってしまいました。

一年はたったの365日。でも、アメリカで9年余り、徳島でほぼ8年、東京に移ってからは、早いものでそろそろ9年目が終わろうとしています。この月日は全部ひっくるめると、かなりchunkyです。26年間。なんやかんや言いつつもほぼ毎日RNA研究を続けてきました。その間、幸運なことに、多くのチャンスや素晴らしいメンター、そして仲間に恵まれ、新たな発見をしては論文として形に残すことが出来てきています。2017年。この新しい年には、どんな発見があるのか。どんな形を残せるのか。カレンダーをいくらながめても「新発見!Congratulations」シールは見当たりません。26年経とうと30年経とうと全てサプライズ。それは何とも言えないワクワク感、ドキドキ感の源でもあり、正直、僅かながらも不安もあります。が、これまで長きに渡って育んできた全ての“もの”を基に、学生やスタッフ、共同研究者と共に、今年もそれなりの形を残せたら、と、思いを馳せたりしています。

日本RNA学会の会員の皆様におかれましても、2017年がさらに実りの多い、充実した年であります様、心より御祈り致します。

初夏、富山の年会でお会いしましょう。

 

平成29年1月吉日

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