The RNA Society of Japan

RNAフロンティアミーティング2015を終えて

Written by 松尾 芳隆(東北大学大学院薬学研究科)

2015年12月8日(火)から10日(木)にかけて、RNAフロンティアミーティング2015を開催いたしました。今年度は、冬の蔵王を舞台に多くの若手研究者が集結し、“RNA”をキーワードに熱い議論が繰り広げられました。特に今年は参加者の大部分が大学院生であったため、質疑応答の大部分が若手研究者同士(大学院生)によって進められていたことが印象的でした。“若手研究者の会”という意味では非常に良かったのではないかと思っております。

今回のフロンティアミーティングについて簡単にまとめると、

参加者:  40名(うち大学院生33名)
一般演題:  24演題(うち英語での発表1名)
特別講演:  齊藤博英教授(京都大学iPS細胞研究所)

後援:

  • 新学術領域研究『ノンコーディングRNAネオタクソノミ』
  • 新学術領域研究『新生鎖の生物学』

協賛企業:  5社

  • 株式会社セイミ
  • タイテック株式会社
  • エスケーバイオ・インターナショナル株式会社
  • 仙台和光純薬株式会社
  • ナカライテスク株式会社

旅費補助:  15名

今年度は日程が分子生物学会の年会の翌週ということもあり、結果的に大学院生主体の会になりました。また、筆者の宣伝不足もあり参加締め切りまでに参加者があまり集まらない状況でしたが、RNA学会に所属される先生のお力をお借りして、多くの方に集まっていただくことができました。突然のメールにも関わらず、ご対応いただいた先生にはこの場を借りてお礼申し上げます。また、旅費援助など若手参加者に対して充実したサポートが実現できたのも新学術領域や協賛企業の皆様からのご支援の賜物です。

特別講演では、京都大学iPS細胞研究所の齋藤博英教授をお招きし、学生時代の苦労やアメリカでの生活など、若手研究者が釘づけになるようなお話から、最近のアイディアにあふれる研究成果に至るまで、様々なお話をご講演いただきました。講演を聞いている学生の目が輝いていた様子を今でもはっきり覚えています。


写真1. 特別講演 齋藤博英教授

例年のRNAフロンティアミーティングでは半日程度の自由交流の時間をもうけています。今回も2日目の午後から自由交流の時間を設定し、参加者同士の交流を深めていただこうと計画していました。開催地である蔵王はウインタースポーツと温泉で有名な観光地であり、例年12月にはスキー場がオープンしているはずなのですが、今年に限ってまさかの暖冬! 年会で今年のフロンティアミーティングの目玉としてスキーを紹介させていただいていたので、開催日の12月8日までになんとか雪が降ってくれないかと祈る日々が続きました。とはいってもやはり蔵王、開催日の4日前に積雪が有り、無事に(なんとか)スキーができるような環境が整い、スキー場での交流を満喫していただけたのではないでしょうか。また、フロンティアミーティングは若手研究者同士の交流を促進するために行っているわけですが、今回の発表は皆レベルが高く、質問も活発に行われていました。さらに質疑応答の時間だけでは足らず、夜遅くまで議論をしている様子を見ていると、この場で出会った彼ら/彼女らがお互いを意識し切磋琢磨することで、将来のRNA業界を盛り上げてくれると感じました。


写真2. スキー場で交流する若手研究者たち


写真3. 明け方近くまで続いた懇親会風景

最後に、新学術領域(北海道大学 廣瀬哲郎教授、東北大学 稲田利文教授)、協賛企業の皆様、そして日本RNA学会のご後援、ご支援なくして、本ミーティングを開催することはできませんでした。このような貴重な経験をさせていただいたこと、そしてご助力いただきました皆さまに感謝いたします。

 

 

More in this category: 海外学会参加報告 »
Don't have an account yet? Register Now!

Sign in to your account